今日の生さだまさしは秋田から。
DVD化しないかなあ化しないかなあ。無理だろうけど。
なもり 『ゆるゆり』 (2)
二巻です。主人公っぽい人は一番奥にいます。
『ストロベリーシェイク』が終わったあともダラダラと買っている百合姫ですが、のほほんと読める作品のうちの一つ。
雑誌の色が色だけに、切ないとかなんとかな作品が多い中、タイトル通りゆるゆると楽しめます。
そして何度も言うけど、一番奥にいる主人公(暫定)の不憫さがたまりません。
両親と祖母と合流し斎場で仏様とご対面する。
その後、叔父の住んでいた部屋へ。
相変わらずのダメ生活感ぷりに家族全員で苦笑。
勤め先との書類交換や火葬の手続きなどのやりとりにつきあう。
僕は仕事の都合で火葬には立ち会えず、遺骨はそのまま秋田に運ぶこととなった。
そんなところで、僕のケが枯れた状態は終了し、ケへと戻ることとなる。
田舎ではまだ暫くケの無い状況が続くのではあるが。
正直、自分の整理のためにここに記載。
あまり話の種としてよろしいモノではない、ということはわかっているのだが・・・・・・
午後に母より入電。先日体調を崩し入院していた叔父が亡くなったとのこと。
上司に連絡し、金曜は休日をいただく。
親族の中でも、叔父とは幼少のころより世話になりっぱなしであった。
「車」という足の無かった当時の僕が、活動範囲を広げることができたのも、叔父のおかげである。
まだ個人商店というモノが何とかやっていけたその当時、祖母がやっているおもちゃ屋のおじさんとして、ドラクエ3に始まり、ミニ四駆やラジコン、コンポのスピーカーなど、ホビー関連でずいぶんと頼りにしていたモノである。
祖母が店を閉めてから、叔父は仕事を求めて東京に出てきていた。
一昨年、はじめて携帯電話を持ったと言うことで、最初の電話を僕にしてきた。
東京に出てきているので、そのうちどこかで会おうという伝言。
ただ、一昨年来、僕の仕事が忙しくなり、また、年末や大型連休に会わせた休みも取りづらくなったため、 田舎に帰るのもたいていは時季外れとなり、なかなか会う機会を作れずにいた。
結局、その声が叔父との生前最後の思い出となった。
親族の中で、誰よりも近くにいたはずだったのに。
今日はちょっと趣向を変えて・・・
リスペクトすることの大きいミステリ作家の北森鴻氏が亡くなられまして。
48歳。やはり若すぎます。
『狂乱廿四孝』で鮎川哲也賞を取り95年にデビュー。98年の『花の下にて春死なむ』で推理協会賞(短編)と、高い評価を受ける中で、僕の中ではやはり連作短編の名手だなと言うイメージの作家でした。それも、ただ登場人物が同じと言うだけの連作短編ではなく、一種の長編としても読めるという構成力にただただ驚きでした。
『花の下~』で登場したバー「香菜里屋」シリーズや、雅蘭堂シリーズ、長編では旗師・冬狐堂シリーズと、様々なシリーズを持つ中でも、僕が一番好きなのが民俗学ミステリー・蓮丈那智シリーズです。このシリーズは、「香菜里屋」シリーズや他の連作短編と違い、一編一編の独立性が非常に高いという、北森短編としては異色の部類に入ります。
そもそも、『民俗学』というテーマとミステリは、金田一耕助の昔から、相性がいいモノと決まっていまして。伝統や風習といった表面に隠された「真実」は、ミステリの材料としても非常に食指を動かされるモノといえるかと思います。そういった面からも、表題作「凶笑面」を含む五題の短編は、どこを切っても満足のできる良質のエンターテイメントになっていました。特に、ミステリ的な謎解きと、民俗学的な謎解きが織りなす二重螺旋とも言える構造は、読了後にきれいにつながる一本の美しい線を導き出す方程式に見えてくるようでした。
蓮丈那智シリーズはこのほかに、『蝕身仏』、『写楽・考』と2作出ており、いずれも質のいい短編集となっています。
残念ながら、新作がもう読めないという事実に、ただただ残念が募るばかりです。
気づくと月曜日です。まあいいか。http://www.nicovideo.jp/watch/sm7007198
土曜日も日曜日も、洗濯して買い物に行って、漫画読んでたまった録画を見てゲームをしたら暮れてゆきました。あまり新しいことをする時間がとれません。何となく2009年の亡霊にとらわれている僕です。2月も3月も、なんだか休みの日に仕事が入っているようだし。
そんな中でも、3/14だけは何とか確保して静岡に行かないといけないなとは思っております。
神崎 りゅう子 『Toらいん・あんぐる』 (2)
書店で2巻を見つけた勢いで1巻ごと購入してみる。1巻が一応2刷めと言うことは、それなりに出ていたと言うことで、やはり漫画って見落とすのね、ということを思い至ることひとしお。
もっとも、四コマ系は百家争鳴しすぎて追えない気がしないでもないけれど。
武闘派で天然で漢前な夕雅さんを見てるだけ、という清く正しい四コマ漫画なんだけど、サブキャラに全然食われない夕雅さんのパワーが大変楽しいですよ。
でもって一番の驚きが、1巻24ページ目の、サブキャラ沙智さんのお母様と83ページ目のお母様が同一人物とはおm(ry
とまれ、サブキャラも生き生きとしていて、読んでて楽しい漫画。いや、いろいろなんだかんだ言うのもいいけど、だらだらと読める漫画もいいですよ。
ほんの二月ほど録画の消化ができていなかっただけで、かなりたまっていることに気づく。ゲーム自体もかなりたまっているので、録画を消化するとゲームができないし、ゲームを消化しないと録画も見れないと、ジレンマが。一日が48時間くらいあればいいのに(※ただし土日に限る)
内藤泰弘 『血界戦線』 (1)
そういえば「バクマン」以外のジャンプコミックを買うのは久しぶりだなあと思いつつ購入。なぜか『トライガン』が深夜に再放送してたりと感じ入るモノが。
単行本で読んで思うことと言えば、やはりケレンの効いた内藤漫画は、大きな版で読みたいなあと思うことひとしお。
丁々発止の決めゼリフの回しっぷりはやはり読んでいて気持ちがいい。
お酒を飲んだあとの記憶が無く、朝起きたら風邪気味。薬を飲んで寝たらこんな時間。いまから風呂に入って会社に行こう。その合間更新。
やまむらはじめ 『天にひびき』 (1)
作者あとがきにも書いているけれど、今は連載の終わった例の化け物タイトルがあるジャンルだけに、どう表現するのかが気になっていた、やまむらはじめの新作音楽漫画。
音楽を表現するに、漫画は実は実写やアニメよりも向いてると僕は考えている。音楽そのものをただ流す以上に、日本の漫画で培われてきた「効果」を駆使することで、実際の音以上の表現ができるからだ。
そんなわけで、1コマ1コマの表情を書くのが非常に手馴れたやまむら氏の絵によって、すごく豊かな音楽が表現されているこの作品。単行本でまとめて読むのもいいが、やはり連載で毎月読めるってのが幸せなのである。