【読む見る】マコトの王者

 長い旅から帰ってきました。
 田舎は相変わらずネット環境がありません。いや、携帯はかろうじてつながるけど、流石にモバイルをつなげることができるかと言うとそうでもなく。
ということで二日ほど間が開いたりしていますが僕は元気です。体の方は。
 精神的な方ではそれなりにボロボロ。

マコトの王者(赤)  1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)マコトの王者(青)  1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

福井あしび 『マコトの王者』 赤1・青1

 いやなんだろう、入れ替わりモノの文法として、非常に真っ当な手法を取っているのだけれども、その真っ直ぐさが逆に心をうつ。
 境遇や性格が正反対のボクサーが入れ替わることで、それぞれが抱える問題を解決してゆく。
 それとともに、客観的に自分を見つめ直す目線を得ることで、自分の成長をも誘発されてゆく。
 互いに相手の背景を垣間見た二人のボクサーが、それぞれの方法で再度対戦を目指すために、勝ち続けることを誓うというスポーツもの黄金セオリーの変化球だけれども、芯を外していないからこその面白さ。
 藤田→雷句と流れてきた系譜は確実にここにもあると感じる作品。

【日々是】津軽海峡冬景色

 予定よりやや押しくらいで、午後3時に仕事が終わったので昼食もかねながら青森市内を散策する。
 と言っても、青森駅周辺をぶらぶら歩いただけだが。

 津軽海峡を眺めようかと足を伸ばした青森港にて、係留されている青函連絡船「八甲田丸」を発見する。
 連絡線には、廃止前の87年に、函館から青森に渡る際に利用したことしかないので、実は津軽海峡・冬景色な状態は見たことが無いのだけれども。
 船首の方に、津軽海峡・冬景色の歌碑があると聞いていたのだが、雪が深くて歩いていくことができず。また、メモリアルシップとして内部を公開していたらしいのだが、到着した16時半にはちょうど閉館時間となっていたため、中に入ることもできなかったりする。残念。

 その後、青森駅の引込み線最北部まで歩いてみる。青森駅はスイッチバック形式(デルタ線状)になっており、太平洋側を走る東北本線と、日本海側を走る奥羽本線の北の終着駅。その先は、青函連絡船に連結する岸壁となっていたけれど、使われていない上に雪深かったので歩くのが大変。
 岸壁の端から青森市外を眺めると、意外に壮観。青森ベイブリッジがよい味を出している。ちなみに写真は例の三角形の建物。うしおがバイクで走っていたが、実際に見るとそんなゆるい角度じゃない。どう見ても落下するような気がするが、そこは漫画と言うことで。

 

 そんなこんなでぶらぶらしていたけれど、冬の東北と言うことで日没も早い。
 5時くらいにはもう夕景色。
 結局、地方都市の例に漏れず、駅前よりは国道沿いのほうがいろいろと発達しているのはよくわかったり。
 

【ゲーム】サカつく!!

 北は寒いです。雪が降っています。積もっています。
 あと、ホテルの壁が薄くて隣のテレビの音が(ry

 ということで、久しぶりにサカつく6を再開しています。
 今回のターニングポイントはなんと言っても、

 メディーナの参入でした。
 Jリーグ開幕時にマリノスにいたメディナべージョなんですが、彼が加入したのが26歳の時。以来今年で34歳ですが(画面は31歳時)、2年目以降6年連続得点王という離れ業をやってくれまして。
 チーム成績もとんとん拍子に上がってゆき、J1を8連覇、ワールドプレミア1部まで駆け上るというチーム黄金期を形成してくれています。

そのせいか、ユースも次期黄金期を迎えるべく、
 

(小林大悟・小野伸二・水野晃樹・森本貴幸・秋田豊・本田圭佑、画面切れているが戸田和幸と平山相太もいる)
 と、怒濤のユース強化年間。
 ポリシーがあわなかったりしたら売り物にもなるし、とよからぬことを考えたり。

 あとは選手間の不満を何とかするだけだなあと。
 
 基本フォーメーション
 4-3-3
FW:メディーナ、チョ・ジェジン、巻
MF:三浦淳宏、磐本(稲本)、ビダル
DF:服部、岩政、パパドプーロス、森脇
GK:中橋
サブ
FW:服田(福田健二)、ペソア、カイオ
MF:山本真希、羽生直剛、エディット選手(ボカにレンタル中)
DF:深谷、野上、ホワイト
GK:川島、甲羅

監督:遠藤保仁

   

【読む見る】星屑番外地

 やけに足が痛い今日この頃。先月飲み会のあとに無くした記憶の中で、膝あたりをやってしまったんだろうけど、その痛みが全然引きません。
 というか、ひねりに極端に弱くなって・・・靴をぬぐときなど、力が入れづらい状態が続いております。

星屑番外地 1 (サンデーGXコミックス)

イダタツヒコ 『星屑番外地』 (1)

 祓って 清めて 叩いて砕く

 世界観に対する有無を言わせぬ圧倒的な納得力で、自分の世界に引きずり込むイダタツヒコの筆が冴える、冴えまくる。
 街に蔓延る宇宙の悪を、バット片手に巫女さんが殴る殴る殴る。豪快さと爽快さと快活さの場外ホームラン。
 にしてもやっぱり、タイトルの「番外地」には心おどるモノがありますよねえ。網走とか。

【読む見る】あまんちゅ! (2)

 寒いったらありゃしない今日この頃をいかがお過ごしでしょうか。南の島で晴耕雨読がしたい僕です。いや、晴れても耕すとかしたくな(ry

あまんちゅ!(2) (BLADE COMICS)

天野こずえ 『あまんちゅ!』 (2)

 スクーバ漫画の第二巻。まだまだ主人公の一人、”てこ”は海にダイブしてません。それでも、一歩一歩丁寧に、スクーバと「海」の魅力を、そして何よりも重要な”仲間”の存在を描いている物語のドストレートなラリアットぶりに一発ノックアウトです。

 上手いと思うのは、基本一話完結型の連載作品だけれども、各ストーリーの見せ場での大ゴマ使い。
 それまでは、幾分淡々と進められてきたストーリーを一気に開放するコマ使いに気持ちよさを感じます。第8話「プール実習」の見開きへの流れは特に顕著。定型→大ゴマ、定型→大ゴマの2連続構成は伝えたいポイントがリズミカルに伝わるのを感じました。

【読む見る】涼宮ハルヒの消失(映画)

 久しぶりに「観る」の方で。
 平日休だったので、朝もはよから新宿バルト9へ行ってみてきました。
 朝8:50からの回だったので、通勤列車と変わらない時間帯。そしていつも通り遅れる列車。ぎりぎり10分前に着けたから良いけれど。

 周囲からのヨサゲな評価につられてホイホイと見に行ったのですが、良かったですよ、ええ。160分を超える上映時間も気にならず。
 そして何よりも、皆が言っていた悲惨な視聴状態にならなかったのが大きいかも。さすがに平日朝9時からの回にそんなのは来なかったのだろうか。なにはともあれ無事に最後まで鑑賞できてよかったところ。
 「涼宮ハルヒ」というファクトをある程度知っていることが前提になる映画だけれども、それを差し引いても、一本の長編作品として良いまとまり方をしていたとまずは思いました。
 でもって、所々に差し込まれる情報が、もう一度放映版を観直せと言っているような気がしてならない商売上手さにしびれました。

【読む見る】コミックfellows 9号

 ヘロヘロになって帰宅したあと、ついカッとなって朝の8:50からの劇場版ハルヒをポチリとやってしまう僕です、こんばんは。
せっかく代休で休みだというのに、いつもの出勤時間と変わらないとかなんだこれ。
 しかも寒いと来てるし。
 飲まないとやってられない。

Fellows! 2010-FEBRUARY volume 9 (BEAM COMIX)

コミックfellows vol.09

 1000ページ超とか、なんか書店で異常に重かったfellowsの9号です。
 一昔前のアフタヌーン並みの冊量。本屋の店員も、別の袋に入れてくれました。
 注目作は注目作で面白いのだけれど、本のカラーというか作品の方向性がやはり似通ってきてしまうのもしょうがない問題なのかもしれない。
 森氏や入江氏、久慈氏などの雑誌で推している作家に関しては読んで外れがないというのはさすがだとは思うけれど、あとは短編で旨いと思えるような作家さんが出てきてくれたなら、本のカラー(隔月刊なので、連載よりも短編向きだと思う僕です)にあって良いのかなあ。
 などと思っていたら、次号は2冊出すとかワケの分からないことをやるみたい。
 でもそんな編集部が大好きです。ビームともども。(ビームの方は、テルマエ・ロマナが連載開始とか言ってこれも気になる)

【読む見る】赤髪の白雪姫(4)

 NHKのタイムスクープハンターの再放送に見入る夜です。こんばんわ。
 こういう番組をバンバン作ってくれたらいいのに。ええ、僕は毎年払ってますよ、受信料。一括で。その方が安いし。

赤髪の白雪姫 4 (花とゆめCOMICS)

あきづき空太 『赤髪の白雪姫』 (4)

 ということで四巻です。ようやく来たかーというお話。
 相変わらず白雪が、少女漫画のヒロイン的王道を貫いているところが素敵ですよ。まっすぐで、ひたむきで、それでいて周りを巻き込んで周囲を変えてゆくパワーといった要素を併せ持つその強さが読んでいて気持ちいい。
 読んでいてモヤっと来ない、重要なポイントです。僕的に。

【読み見る】クロノクルセイド

 去年アニメは何とか消化出来そうだ・・・しかし、HDDの中には1月からの録画がたんまりと。
 「そらのおとしもの」は、パンツアニメかと思ったら最後いい感じでまとめてきた良作でした。

クロノクルセイド 1 (ヤングキングコミックス)

森山大輔 『クロノクルセイド』 (1)~ 

 アワーズで『ワールドエンブリオ』が好評連載中の森山大輔が、10年ほど前に角川ドラゴン系の雑誌で連載していた作品。
 角川版が絶版になっていたのが、この冬からようやく復刊。
 途中まで読んでいた記憶があったけど、最後の方は記憶に無い。ということで復刊は嬉しいところ。
 冒険活劇の舞台として、1920年代ほどワクワクする時代はないと常日頃僕は思っておりまして。TRPG世界観でも一番好きなのがクトゥルフだったりゴーストハンターだったりする僕です。1920年代に関して言えば、30年代ほど戦争の色も濃くないため、世界の裏側で色々とざわめかせるにはうってつけの環境、妄想力の翼が広がる時代。
 シスターと銃、悪魔とゴスペル、特殊な修道会と魔石使いと、軍隊を絡ませないオカルトを詰め込んだ展開はやはり20年代ながらのモノ。久しぶりにTRPG的にキャラメイクやらシナリをメイクがしたくなる良い作品です。
 

【読む見る】アステロイド・マイナーズ (1)

 どうやら世はバレンタインと呼ばれるイベントみたいですよ。
 僕は普通に仕事に行きますけど。
 しかし、結局今日もカラオケで歌ってきたりしたから、時間が全くとれず。
 たまりにたまった漫画と録画どうしようかと思案中。来週も休みほとんど無いしねえ。

アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)

あさりよしとお 『アステロイド・マイナーズ』 (1)

 延期に延期を重ねてようやく発売。
 というか、最初の70ページほどがどうみても書き下ろしです。
 確かリュウの連載じゃ見たことない気がする・・・

 漫画やアニメなんかで、結構お手軽に宇宙生活が描かれておりますが、純粋に物理的・科学的に考えてみると、色々不便で大変だなあと言うお話。
 まあ確かに、水も空気もないわ、放射線吹きさらしだわ、とんでもない世界であることは確かなわけで。でも、そんな世界にあえて夢とロマンを求めてしまうのも人のサガかもしれない。