月別アーカイブ: 2010年1月

【読む見る】恋愛遊星

 大寒だけど夏日とか、地球がピンチな今日この頃。
 1月を乗り切れば夢の2月があるかと思ったら、意外にも2月も忙しそうだったりと、先の見えない自転車操業デイズを繰り返しています。

恋愛遊星 (MFコミックス アライブシリーズ)

倉橋ユウス 『恋愛遊星』

 どうも最近、ミステリよりもSF読む数の方が多い(というか1:10でSF)僕です。
 というのも、SFってものすごい自由なジャンルなんですよねえ。それこそ、F先生の「すこし・ふしぎ」から、サイコロ状態の文庫本があるハードSFまで。
しかも、メインに据えるも良し、スパイスに据えるも良しときている、まさに『混ぜるな自然』的。
 そんなSFと(前置き長いな)恋愛模様を上手く絡めたのが本作。
 地球人類と、他惑星人類との、おそらく幸せなファーストコンタクトがあって以降の、ごくごく日常的な物語。5つの短編だけれども、背景世界でそれぞれがつながっているという、非常に僕好きのする作品集になっているのでもう大満足。
 特記するとすれば、やはり第一話。
「引き継ぐ」を軸に、さらりとまとめられた短編が、この短編集そのものの方向性をわかりやすくまとめていると思う。

 この短編集だけじゃなく、ほかの作品も読んでみたいと久しぶりに思ったりした作家でした。

 ウェブサイト:「倉橋ユウス部屋

【読む見る】伊藤さん

春みたいな温かさと人は言うが、やはり夜は寒いわけで。ついついラーメンを帰り際に食べてしまうなど、何か色々と増量中。

伊藤さん―秋★枝短編集 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

秋★枝 『伊藤さん 秋★枝短編集』

『純情ミラクル100%』で世に広まり始めた秋★枝氏がWebとかいろんなところで描いていた物を一冊にまとめた短編集。
表題作でもある“伊藤さん”の意地のはりっぷりとかがもうたまりません。あと個人的な趣味で言うと9話で髪を切るけど長かった方がよ(ry
もう一つあげるとすれば10ページのショートショート『はじまり』が、なんか色々可愛すぎて死にそうです。ああもう。
そんなこんなの、背中をかきむしりたくなるようなアレやコレやの短編大入り。そしてメガネ率の高さ。
『純情ミラクル100%』で行ってしまった人はこの作品も行くべきだし、この作品に何かを感じた人は『純情ミラクル100%』も行くべきだ。うん。

【読む見る】ただいまのうた(1)

 コタツは悪魔の道具だ派なので、基本デスクとチェアー生活な僕です。おかげさまで冬場の足が寒いのはいつものこと。今年は窓際にデスクを移動させているので寒さ倍増。

ただいまのうた 1 (花とゆめCOMICS)

ふじもとゆうき 『ただいまのうた』 (1)

 年末にに突っ込まれて、全くチェックから漏れていたことを発見したこの作品。年末の忙しさのせいか、どうもアンテナ感度が低くなっていたようである。『キラメキ☆銀河町商店街』とかあるんだからチェックしておいてもいいモノなのだが、なかなか白泉社系の作家の名前を覚えられないもどかしさ。
 ファミリー物のセオリーと変化球の使い分け、でもって桜兄ちゃんのかっこよさに惚れる。
1冊だけでもかなりバランスよくまとまっているけれど、これが連載を続けるうちにどう変わっていくのかも楽しみな作品です。

【読む見る】恋愛ラボ(4)

久しぶりの休みは本屋に行ったりして過ごしました。朝から動けるのはやはり大きい。
しかしヒトカラに言ってアルフィーを歌ったら腹筋がへたれていることに気づく。やばい。色々とやばい。

恋愛ラボ 4 (まんがタイムコミックス)

宮原 るり 『恋愛ラボ』 (4)

2009年にまさか3冊買えるとは思わなかったり。単行本でるのが早いなあ。
ということで、恋愛ラボの4巻目。ブログも始めてますます絶好調で目の離せない宮原るり。
4巻でいったん人間関係を切り直し、次回以降につながるすばらしい引きでした。
書き下しのエノ先輩のかっこよさがまたたまらない。

【読む見る】キラキラ★アキラ

12月から1月にかけて買った本がタワーを生成していたので、
これは一気にやるのは無理だと悟った瞬間、
「そうだ、一日に一作品でやればいいんじゃないか」とひらめく。
ほら、そうすればブログが週刊誌とか月刊誌とかそんな形式にならなくていいじゃない。ねえ。

キラキラ☆アキラ 1 (まんがタイムコミックス)

キラキラ☆アキラ 2 (まんがタイムコミックス)

曙 はる 『キラキラ★アキラ』 (1),(2)

 去年あたりから俄然注目してきた曙はるの単行本。2巻がでていたので1巻ごと購入。
天真で爛漫だけど気持ちはきちんと伝わっているところがヤキモキしつつも安心感を。
1巻の後半から2巻にかけて増えた登場人物たちがそれぞれ生き生きし出すのも楽しい。
 そしてやはり主人公たちよりも、脇を固める牧さん坂口さんにころりと行く僕です。