読むもの見るもの」カテゴリーアーカイブ

【読む見る】少女公団アパートメント

少女公団アパートメント (1) (まんがタイムKRコミックス)

ms 『少女公団アパートメント』 (1)

 田舎出身故に、この「団地」というキーワードにはある意味憧れがあった子供時代。
 いや決して団地妻とかのキーワードに興味があったわけじゃないですよ(誰も聞いていない)
 ベランダから窓を覗くとお隣さんと目が合うとかなどの、ある意味漫画的なシチュエーションを夢見たりと、ある意味「団地」に都会的なイメージを抱いていたことは否めないなあとか。
 『少女公団~』は、そんなアパートメントを舞台にしてはいるけれど、田舎出身の主人公とそのご近所の娘さんたち3人の暮らしをメインにだらだらと書いている漫画。これ系の漫画の特徴として、ご多分にもれずそれぞれの家族描写が殆ど無く(主人公が居候するおばは描かれる)焦点を絞りに絞った作品となっている。
 まあソレはおいておいて、出番は殆ど無いが、メガネ駄目大人系のおばさんがダメ人間過ぎて可愛い(またそこか)

【読む見る】マップス・ネクストシート(13)

マップス ネクストシート ? (フレックスコミックス)

長谷川裕一 『マップス・ネクストシート』 (13)

 予想外の2ヶ月連続発行。
 クライマックスも近づき、いよいよ風呂敷の畳み込みに入った感のあるマップス・ネクストシート。
 前作の名に恥じない畳み込みっぷりを見せつけられて、思わず「Ω ΩΩ<なんだってー」と叫んでしまいました。
 恐るべき展開力と畳み込み力。マップスという物語の相変わらずのスケールの大きさに只々唖然。
 役者は出揃い、いよいよクライマックスを迎えんとしているこの状態、続きが気になってたまらない。
 

【読む見る】ぼくらのよあけ(1)

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

今井哲也 『ぼくらのよあけ』 (1)

 溜息の出る読了感。
 起承転結の『起』に過ぎない第1巻を読んだだけで、こんなありふれた感想しか抱くことのできない自分が悔しい。
 久しぶりの、そう、本当に久しぶりの完璧な導入。

 2038年のジュブナイルは、実は僕らの過ごす2010年代と繋がっている。
 ”宇宙船”との約束を果たすべく、3人の少年が紡ぎ出す街の物語は、一人の少女と、そして大人たちを巻き込む。

 僕らが子供の頃って、もっと未来は希望にあふれていたはず。
 あふれて”いた”、違う、今もまだ世界は希望にあふれているけれど、それを見つけるすべを僕らは忘れてしまっているだけ。今でもそう、ただ空を見上げるだけでいい。夢も、希望もそこにある。そんな気持ちを、強く思い出させてくれる素晴らしい作品。
”ジュブナイル” はヤングアダルトのためだけの作品じゃない。1巻目を読んだだけど、それを思い出させてくれたというだけで、『ぼくらのよあけ』は僕の中で、得難い物語に昇華した。

【読む見る】ダブルクロス 3rd リプレイ・デザイア(5)

ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(5)  面影の古都 (富士見ドラゴン・ブック)

加納正顕/F.E.A.R 『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア』 (5)

 ※この記事は、そもそもTRPGとは何か、などといった基本的なことはすっ飛ばして記載しています。つうかググれ。

 完結!
 完結!!
 欲望が織り成す希望の物語も、予定よりも一巻きのエピソードを加え、ついに完結を迎えた。
 基本的に、リプレイものってのは、(偏執的な意味合いも含めて)大団円に終わるものがほとんどなわけであるが(ソード・ワールドでワルツっちまったアレとか)、ご多分にもれない大団円の中でも、今回ばかりは大大団円と語を荒くせざるを得ないだろう。
 しかし、ベテランである二人はともかく、ミユキと朱香のシナリオの拾い方とロールの動かし方は、ホントに見事。色々なルールをフレーバーに変える力強さは見習いたくもどうだろうというかナニソレ怖い、的な発想力に舌を巻くこと頻り。
 しかしさすがは若林神、であった。恐ろしいまでのPC1力を見せたかと思えば、きっちりとPC2にも回れる動かし方はまさに神。
 とりあえずアイマスクラスタは若林神のためだけにも読むべきだろう。
 大丈夫、ルールは後から理解すればいいから(放り投げ)

 あー、もう、ほんと、ゲームしたい。
 ほんと、ゲームしたい。

【読む見る】Naviko(1)

Naviko 1 (BUNCH COMICS)

ancou 『Naviko』 (1)

 新生バンチコミックスということで一冊。
 建築ファンタジー、ということで、各所の建築を回ってぬいぐるみと一緒に写真を撮る漫画。
 なんだそれは、という感がしないでもないが、それ以上でも以下でもないなんとも不思議な。
 いわゆる写真の技術に寄るでもなく、淡々と建築回りを表現する奇抜な構成。うんちくについては一こま使って別だしという形で、登場人物が語るでもない。
 だけど逆にそれが、主人公回りの不可思議な現代ファンタジー空間を作り出している気が。
 1巻では、スカイツリー、阿佐ヶ谷住宅、自由学園明日館、根津、国立代々木競技場をまわる。東京ばかりではあるけれど、スカイツリーと代々木競技場しか行ったことないなあと。
 それを考えると、カメラを持って街に出たくなる不思議な魅力がある作品。

【読む見る】STEINS;GATE Vol.1

STEINS;GATE Vol.1【初回限定版】 [Blu-ray]

6月22日発売です。
昨日ヨドバシにもうあったけど。即購入。
Amazonに比べて1200円ほど高かったけれど、ポイント約600円分と、送料と、コノザマを考えればたいして変わらないだろうと購入。明日は出社時間遅いので、今から見てみようかなと画策中。

いやしかし、アニメは今週から山場を迎えるところ。ここからの流れがどうアニメ化されるかが非常に楽しみでなりません。
これまでも、ゲームではなかなかできなかった表現とかが盛り沢山だったりと、期待以上の映像化だったので、期待感が高まりすぎているところ。
OP/ED曲とかはどうなるのかも気になりどころです。変えるのか、それともこのまま行くのか。
どうやるにしても、是々非々あのシーンではスカイクラッドを使って欲しいものです。

んー、PSP版どうしようかなあ。
Steins;Gate(限定版)
あ、ちなみに、BDについてきたフィルムは高笑いをするオカリンでした。

追記:
我慢できずにテレ玉で見たけれど、なんか切り方が。もう少し引き伸ばすか、この後のアクションで特殊ED終わりでよかったんじゃないかと思うことしきり。

【読む見る】COMICリュウ

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2011年 08月号 [雑誌]

 8月号をもって一旦休刊となるコミックリュウを買ってきた。
 廃刊前提の休刊ではないということなので、ひとまずは安心しておく。
 貴重な螺旋人先生の連載や、ここ最近の新連載2作がなかなか面白そうだっただけに残念ではあるけれど、WEBで再刊行までの間無料公開をするという話なので、読者増やせるいい機会かもとポジティブに。

 それはそれとして、マスターキートンの再刊行が決定したという。
 http://twitter.com/#!/shogakukan_ps/status/82707665750470656
 全部持ってるけど、内容によっては買うかもしれないなあ。大きさとか。

【読む見る】涼宮ハルヒの驚愕(前・後)

涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)

谷川流 『涼宮ハルヒの驚愕』(前・後)

 ということで読了。いや、積んでたわけじゃないよ、積んでたわけじゃないよ。
 前作の「~分裂」読んだのが去年の映画公開のちょっと前の年末年始だったりしてるけど、積んだわけじゃないよ。
 多分。
 さすがに「~分裂」忘れかけていたので(それでも2007年以来というわけじゃないからまだなんとかなった)合わせて再読。考察とか評価はお利口な人たちに全て任せるとして、橘京子が報われなさすぎ可愛くてたまらない。オロオロして目をグルグルにしてそうなテンパリ具合を動く動画で見てみたいほどに。それだけのためにアニメ3期つくらねえかなあとか色々。

 そうそう、『追想』はようやくフェーズ4に進んだところです。ちまちまと進めております。しかしこれ、同一ルート二度目三度目で微妙に台詞の違うところとかあったりするので、全セリフ確認はかなりつらそうだなあと。シュタゲと交互にやったとして、まだしばらくかかりそうな。
 せめて9月のラッシュ前にはクリアしておかないと、マタ詰みが増えそうだ。

「涼宮ハルヒの追想」 長門有希の落し物BOX

【読む見る】BE BLUES!(1)

BE BLUES!〜青になれ〜 1 (少年サンデーコミックス)

田中モトユキ 『BE BLUES! ~青になれ~』 (1)

 久しぶりの少年誌サッカー漫画。サンデーのサッカー漫画って感じがしてすごくいです。浦和浦和してなければ。
 ストーリー的には天才少年あらわる的な序盤の内容がちょうど1巻に収められている感じです。連載も追っているので、なんか嫌な気はしたのですが、そうなるかあ、という展開は2巻以降になりますか。
 ともあれ、久しぶりに毎週追えるサッカー漫画になってくれそう。
 願わくば、『GOLDEN★AGE』みたいにWeb漫画に行ってあれよあれよという形にはなってほしくないなあと思う今日この頃デス。

【読む見る】そこをなんとか(5)

そこをなんとか 5 (花とゆめCOMICSスペシャル)

麻生みこと 『そこをなんとか』 (5)

 いわゆる「お仕事モノ」と呼ばれる作品は多々あれど、弁護士を扱った漫画はあまり記憶にない。
『島根の弁護士』と『弁護士のくず』くらいだろうか。
 で、この作品、のっけから弁護士が就職難で大変で、というところからの開始で、いきなりの変化球。
 なんか法律が変わって弁護士(特に新人)も大変らしいというのを初めて知ったりする。相変わらず、大切な事は漫画から教わるというのを地で行く僕です。
 檀家推薦作品ということで1巻から一気に買ってみたけれど、1巻から一気に読んでしまった。
 しかし、人が一生のうちで読める漫画の数なんてたかが知れている昨今、すべての漫画を読むことは、物理的に無理なのが現状ですが、アンテナを張っておくことで面白い漫画に出会えるってのはやはりたまらないものです。