【読む見る】外天楼

『サヨナラノツバサ』を買ったと思ったら『イツワリノウタヒメ』が入っていてポルナレフ状態だったりした週末です。交換してもらったけど。同時に買ったミクさんが発売日よりも300円安くなっていたので、BDの差額分を埋めたりもしたので無問題。
 会社の自販機にホットがなかなか入らないのでいい加減タンブラーを買おうかどうか思案中。でも、買った途端にホットが導入されたりしそうだなあ。まあタンブラーを買ったほうが後々安く付きそうだけど。

外天楼 (KCデラックス)

石黒正数 『外天楼』

『メフィスト』は、2001年くらいまでは結構買っていたけれども、それ以降は全然見ていなかったり。そもそもメフィスト賞自体も2002年の『クビキリサイクル』、『クロック城?』以降は読んでいなかったりと意外に縁遠い感じになっていたりして。
 そんなメフィスト誌上で連載されていた石黒正数の短篇集が単行本化。メフィスト自体ノーチェックだったので、単行本化も全くノーチェックだっったけれども、石黒正数の魅力をコレでもかと詰め込んだ傑作コミックになっている。
 そも、短篇集の体をなしてはいるが、各話の登場人物とエピソードがクライマックスに向けて巧妙に構築されてゆく、僕の好きな「連作短編」と言う手法をとっており、最終話を含めた後半3話のカタルシスの心地よさには読後にため息を吐くことしか出来なかった。

 特筆、すべきことではないが、奥付のカーテンコールの演出がたまらなく大好きな僕がいます。
 手塚的スターシステムのある種の信奉者である僕にとっては、この演出が全てでした。