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2009-08

友達100人できるかな

友達100人

とよ田みのる 『友達100人できるかな』 1巻

『ラブロマ』で、真っ直ぐだけれどどこか不器用な愛のカタチを、『FLIP-FLAP』では、フツーな男が見つけ出す、どこかフツーじゃない絆の物語をと、斜め上の切り口から展開される直球ど真ん中のテーマをテンポ良く叩きつけてくれたとよ田みのるの最新作。
 宇宙人の侵略から地球滅亡を防ぐため、平行世界の小学生時代の自分になった小学校教諭・直行(36歳)が、宇宙人に愛の形を見せるために、友達を100人作るって物語。
相変わらずの斜め上の設定だけれども、登場人物のだれもが、何かに真剣で真っ直ぐな、とよ田節は健在。アフタヌーンの月刊連載で毎週1人計算だと100人集まるのは8年後という長期連載(予定)。毎月読んでもおもしろいが、単行本で一気に読んでもまたおもしろい。

 と、ここまで書いて気がついた。
 愛のカタチを研究にきた宇宙人”道明寺さくら”は僕ら読者、そして友達を作る柏直行こそ、作者とよ田みのるなんじゃないかと。
 そう、僕らは、とよ田みのるに、もっともっと愛のカタチを、絆のカタチを見せて欲しい。
 とよ田作品を読むたびに、そう思えるのだ。

道明寺

クールな筆致の推理ロマン傑作

でました。

『クイックセーブ&ロード』 鮎川歩

畢竟するに、那由多の疎遠に連なる幽境を過日の丁巳に評するならば、
輝線を庫雄するにあたり、その雲夢たる壁説を何毅すべく歴々と天下の下に未蒙的な既視感を纏う長久性を齎し、
かつ、朔論的討究の粋を持った士寧の対たる説旧を伏す演繹性は、根源的なオルトセンティズムの萌芽にも似たキュクレイ的マナクシビティを意図も容易く顕現している。
そう、まさに、アルファがベータをかっぱらったらイプシロンしたのである。
これはもう読むしかない。
CS&L
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094511555/hatena-hamazou-22/ref=nosim

さあ、さあ、さあ!

(先生何かおごってください)

ひとりビールフェスタ

 日本で二番目くらいに救いようのないフェスタも終わり。ヤソンに誘われてド氏たまろんとともにでかい打ち上げに行ったけれど、めずらしくいつもはつぶれない俺とド氏が先につぶれてしまいちょい早めに退場。
 人が200人以上いて微妙に収拾のつかなかった気がしないでもなく。まあ、ビール適当に飲めたのでよしとしておく。

 で、表題。
 『もやしもん』8巻を読んだ人の大半が思った「ビールのみてぇ」を実行に移してみた。

 用意したのが以下のビール
bi-ruzenn
 左から、「無濾過」、「モレッティ」、「ヴァルシュタイナー」、「フォスターズ」、「ビットブルガー」、「シメイ」の6本。

 とりあえず1本目としてヴァルシュタイナーを飲んでみる。
 ビールヴァルシュタイナー
 ドイツの人気ピルスナー。うまい。

 二本目としてシメイを選択。
 ビールシメイ
 ベルギーのトラピストビール。濃い色が特徴的。麦の味が濃く、日本のビールをイメージして飲むとびっくりする。

 三本目で、目先を変えてモレッティ。
 ビールモレッティ
 ラベルのオッサンが特徴的なイタリアビール。イタリアでは代表的なビールらしい。うまい。

 四本目はフォスターズを開けてみる。
 ビールフォスターズ
 こちらはラベルに書かれたカンガルーが示すとおり、オーストラリアのビール。バドワイザーに似た感じの軽さ。うまい。

 で、五本目としてビットブルガー。
 ビールビットブルガー
 これもドイツの代表的ピルスナー。うまい。

 KIRINの無濾過は酔いも回っていたし、味は知ってるので飲まずに置いておくことに。

 感想がうまいしかないのは気にしないように。うまいんだから、ビールは。

ウォーターハザード

 今年のお盆休みは、まれに見る好天に恵まれ、某日本の極一部を除いて、さわやかな夏休みとなっている模様。こうゆう天候だと怖いのが水の事故ですよね。

・・・・・・朝8時半に異様な物音で目覚める。台所の方でなにやらしたたる音。
 以前、冷蔵庫の電源が外れて、冷凍室の氷がすべて溶け出していたことがあって、それがまた起こったか、と思い台所を覗く。冷蔵庫の方は何もない。じゃあ、流し台か、と思って足を踏み入れると、妙に床が汚れている。ふと洗面所の方を見ると床に大きな水たまり。何事か、と思い天井を見ると、ぽたりぽたりと、かなりの勢いで水が漏れてきている。

 はっと息を呑みつつ、素数を数える。
 とりあえず、自分の部屋じゃどうにもできないので管理会社に電話。何度かのやりとりの後、現地にきてくれることに。

 とはいえ、水漏れを放置していたら、酷いことになりかねないので、家中のバケツやボール、鍋を動員して水漏れを受け止めることに。水漏れ箇所は4カ所。洗面所の入り口(ここが一番勢いが強かった)、台所天井の照明口(危ないので明かりは即落とした)、今と台所の境目台所側、冷蔵庫裏。
 冷蔵庫裏は、移動が色々面倒なのと、埃とかがすごいことになっていそうなので放置。
 とりあえずは3カ所の補強を行う。とはいえ、洗面所入り口に関しては、水滴の落下する範囲が広かったので、一番大きいところを押さえ、そのほかはタオルでカバー。台所照明に関しては、鍋で完全にカバーできる位置。
 しかし問題は今と台所の境目。水の勢いが強いので、水滴ではなく、水流状態。しかも、まっすぐ落ちてくればいいものを、壁伝い状態になっているので、バケツを置いても上手くしたたらない。しょうがないので、多少の漏れには目をつぶり、T字カミソリを立てかけ、流れを一度はねさせてバケツに落とすことに。もっとも、そんなに効果は無かったようなので、周りを段ボールや新聞、タオルで囲って被害を出さないようにする。

 そうこうしているうちに、居間側でも水漏れが発生。
 一番酷いのはクローゼット脇。(今も微妙にしたたっている)で、一番危険なのが本棚裏。服は濡れても何とかなるが本はだめだ、本は。
 と言うことで、本棚中身大移動。で、上にボールとバケツを移動。漏れにしばらく気づかないでいたので、本棚上に置いていた古いスキャナが水たまり状態。まあ、そのおかげで水の被害が減ったとも考えられる。ともかくスキャナGJ。

 管理会社の人が11時くらいに来たのだが、上の部屋の人と連絡を取って色々とやりとりを。水道メーターがかなりの勢いで回っているとのことなので、一端元栓を止める対処。昼過ぎくらいには、それまで増す一方だった水漏れの勢いも収まってゆく傾向に。
 1時を回ったところで、上の人と連絡がついたようで、管理会社の人が合い鍵を使って部屋に入る。

 調査結果としては、やはり上の人の水道が原因の模様。
 流し台の排水口がふさがれていた状態で、水を出しっぱなしにして外出したため、水溢れが発生したらしい。
 水道管じゃあなくてとりあえずは一安心。
 壁とか床とか天井とかの補修に関しては、上の住人の保険でなんとかとのことで、一端対処は終了。月曜日に業者とかも動くのかなあと。休みで良かった。
 居室の方の水漏れはまだ続いているが、水が無くなれば収まるだろうと言うことで、本棚上とクローゼット横のバケツはそのまま。ペータータオルと、洗面所のマットおよびタオル数枚の被害。本は一応被害無しっぽい。電化製品に関しては、ジャンクのスキャナが水浸しになったくらいで、こちらは問題なし。
 いやあ、しかし、本が無事で本当に良かった。
 でもって、水漏れしたのが今日で良かった。

僕らのサマーウォーゲームズ

『サマーウォーズ』のモロネタバレですのであしからず。

 先週の日曜日にいそいそと新宿はバトル9まで出かけてみてきました。
 間違えて最初ピカデリーに行ったのは内書です。あんまり行かないからなあ、バトル9。
 エレベーターが大混乱だったのでエスカレーターで9階へ。エレベーター前のカオスっぷりは営業的にどうかと思うんだが。サービス的に良くないぞと。

 で、映画。
 基本的に前情報無しで見に行くのを信条としているので、ほぼあらゆる情報をカットで臨む。
 
 9年前に『ぼくらのウォーゲーム』でその名前を世に広くしろしめた細田守ではあるが、やはり2006年の『時間をかける少女』までは、知る人ぞ知る、と言うレベルを出ることはなかったはずである。
 「時かけ」のヒットにより、僕らのようないわゆる「オタク層」以外の一般層(と言うものの線引きが今どんな状態になっているのか、こちら側にどっぷりはまっている自分には想像できない)に対してある程度のネームバリューを持つことになった細田守が、改めて、『ぼくらのウォーゲーム』を世に問うてきたんじゃないかと思えるのが、この『サマーウォーズ』だ。(すくなくとも、分母の数が0一つ二つは違うんじゃないかと思う)
 ・・・・・・それほどまでに、終盤のプロットが似通っていたことも確か。とはいえ、(僕の中でそう理解しただけではあるが)細田守が描きたかったことを、40分しかない「ぼくらの〜」に納め切れていなかった、と言うことで115分の本作に持ち込んできたのか、と思えないこともない。
 もっとも、それは僕の個人的な感想であって、実際に細田守がこの映画に込めたメッセージとは違うのかもしれないけれど。(ゆえに、細田守が伝えたかったこと、と言うのをここで書くのは控える。的外れだったなんか嫌だなあってのもあるけれど、元来、自分の意図は100%他人には伝わらないよってのが僕の持論でもあるから、ある事柄の評論ってのが基本無意味だなあと(色々全否定))

 ゆ・え・に、
 ラブマシーンがディアボロモンかぶるとか、落下する人工衛星が核ミサイルとかぶるとか、夏希先輩を応援する世界の声がオメガモンを応援する世界の声とかぶるとかそういったたぐいの批評は一切排除。僕が理解したこの作品の持つ意味を考えると、その批判は的外れと言わざるを得ない。
 原作を読んだことのないアニメ版の視聴者に対して、それは原作と内容一緒だと言っているに過ぎないので。

 じゃあこの映画を見る上でのポイントは何、とかになっても、僕はそんな大それた事は言えないし、言う気もないし、そもそもそんなことを言うこと自体無意味な気がするし。元来、批評なんてつまらないものはないと思ってるし、減算評価するようなのは好きじゃないので。

 結局の所、僕はこの映画を115分楽しめましたよと。なんと言っても、細田守の描く夏の表現が大好きな僕としては、端から端まで楽しめました。「時かけ」では都会の夏風景を丁寧に描いてましたが、今作では田舎の夏の表現を至極丁寧に描いてました。
 都内では望むべくも無いあの縁側がすべてだと思ってます。(台所に親戚が集まって食事を作るとかは、田舎出身の身としては懐かしく思えた。お祭りとか、お盆とかでよく見た風景 )
 そして青い空と白い雲。秋ほど高くはないけれど、太陽光が強い夏の青空の表現はたまらないと。

 ・・・なんかとりとめなくなってきたな。詫助が貞本絵の特徴出過ぎて笑ったとか、そういったこともちらちら。
 まあとにかくは、115分楽しめたことは確か。

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